(PRノウハウ)僕が最初の半年間 PRで成果を出せなかった理由

まったく成果が出なかった半年間

「ダメだ。全然掲載されない・・・」
「自分には向いていないかも。もうやめようかな・・」
数年前、PRを本格的に学び始めて半年間、まったく成果が出ない日が続いた。
社会性の高い活動をしているある団体のサポートをしていた頃だった。

なぜ成果が出なかったのか?
決してさぼっていたわけではない。
誰よりも行動していたわけではないが、平均以上には行動していた。
初めて記者クラブに行って慣れない雰囲気にキョロキョロしながらもプレスリリースを投げ込んだ。
また、関心を持ってくれそうな記者を数時間かけてリストアップして郵送した。
そのような行動を数回繰り返した。
それにも関わらず、成果は出なかった。
あの頃は経験不足でその理由はよく分からなかったが、経験を積んだ今なら理由がわかってきた。

理由 対象となる人の少なさ

当該団体の活動の対象としていた人たちが少なかった。
これが大きな理由の一つだと考えます。
メディアに関心を持ってもらうために「社会性」「独自性」「なぜ今」が大切です。
この「社会性」が少し曲者で、「社会に良い事」に加えて「社会で広く必要とされている事」という意味合いもあるのです。
社会にとても良い事をしていたとしても、「これって一般紙であるうちの媒体で伝えることではないかな」と思われてしまうと取材にはつながりません。

対策 多くの人へのメッセージに変える事

対策としては、その経験を活かして多くの人に役立つ内容にメッセージを変える事です。
活動の対象となる人が少なかったとしても、その経験を活かして多くの人に役立つメッセージに変えることは可能です。
例えば、大企業の社長を対象としたコンサルタントが、その経験を活かしてビジネスマンを対象としたプレゼンの手法を伝えるといったイメージです。
大企業の社長の数は限定的ですが、プレゼンの手法を知りたいビジネスマンの数は非常に多いですね。

少し前にある職能団体の方から相談がありました。
「うちのような職能団体がPRして掲載されるかな」

その経験を活かして、多くの人に役立つメッセージに変えればメディアも関心を持ってくれます。

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

PR・マーケティングコンサルタント
中小企業や個人事業主を対象に200社以上を支援
専門家として20冊以上の雑誌に掲載

外資系企業で13年間マーケティングに従事。ベンチャー支援団体ではリードパートナー兼PR・マーケティング担当を務める。「人の志の実現を支援したい」という想いから、株式会社ユアウィル(Your Will=あなたの志)を設立。

支援した企業の事例として、地方の小規模法人が注目を集め、PR開始1か月後にはテレビの夕方ニュースで紹介。その後、読売新聞・産経新聞・ラジオなどに次々と取り上げられ、最終的にはYahoo!ニュースやNHK全国放送にも出演した事例、他には人事コンサルタントや中小企業診断士などが次々と10冊以上の雑誌に掲載が決まった事例などがある。

また、クライアントだけではなく、自らも広報PRおよびマーケティングの専門家として20冊以上の雑誌に掲載(予定を含む)。その他、日本経済新聞に「キャリアをマーケティングせよ」を寄稿するなど、専門分野での発信を行っている。さらに、商工会議所や大学校などの教育機関では講演活動にも取り組み、実践的なノウハウを提供している。

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