(PRノウハウ)大企業のプレスリリースを真似して書いてはいけない

大企業は「お知らせ」だけでもニュースになる

プレスリリースは取材を獲得する最も簡単な方法です。だからインターネットで検索して見つけた大企業のプレスリリースを真似して書いてみる。良くあるパターンです。
残念ながら中小企業がこの方法でテレビや新聞の取材を獲得することは難しいです。なぜなら記者にとって「これはニュースになりそう」と感じてもらえないことが多いためです。
大企業であれば「新製品が発売されます」「既存製品に新機能が搭載されます」これだけでもニュースになります。
例えばiPhoneが新機能を搭載したという発表であれば多くの人が知りたいと思っています。
だから記者としては皆に伝えたい、ニュースになりそうと感じてもらえるのです。
これが、中小企業が大企業のプレスリリースを真似して書いても上手くいかない理由なのです。

中小企業は「社会性」を示すことが大切

大企業と同じ書き方がダメならどうすれば良いか?
一つの大事なキーワードは「社会性」です。
ここでの「社会性」とは、社会課題を解決するためになることで、このような情報提供は取材に繋がりやすいです。なぜなら多くの特に新聞記者は記事を通して世の中を良くしたいという思いがあるためです。例えば私は以前に執筆したこちらの記事も社会性の高さからYahoo!ニュースに掲載されています。
このような理由で中小企業は社会性を示すことが大切なのです。

もう一つは「なぜ今?」があること

記者にとって「なぜ今」その事を記事にすべきかの理由が必要です。
理由はニュース自体が時事を扱うためです。そのため、時事に関することであれば取材につながりやすいのです。
例えば、SDGsが注目されている時期であれば、SDGsの特集をしようというテレビや新聞がでてきます。
そんな時にSDGsに関連する商品であれば取材につながりやすくなるのです。

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

PR・マーケティングコンサルタント
中小企業や個人事業主を対象に200社以上を支援
専門家として20冊以上の雑誌に掲載

外資系企業で13年間マーケティングに従事。ベンチャー支援団体ではリードパートナー兼PR・マーケティング担当を務める。「人の志の実現を支援したい」という想いから、株式会社ユアウィル(Your Will=あなたの志)を設立。

支援した企業の事例として、地方の小規模法人が注目を集め、PR開始1か月後にはテレビの夕方ニュースで紹介。その後、読売新聞・産経新聞・ラジオなどに次々と取り上げられ、最終的にはYahoo!ニュースやNHK全国放送にも出演した事例、他には人事コンサルタントや中小企業診断士などが次々と10冊以上の雑誌に掲載が決まった事例などがある。

また、クライアントだけではなく、自らも広報PRおよびマーケティングの専門家として20冊以上の雑誌に掲載(予定を含む)。その他、日本経済新聞に「キャリアをマーケティングせよ」を寄稿するなど、専門分野での発信を行っている。さらに、商工会議所や大学校などの教育機関では講演活動にも取り組み、実践的なノウハウを提供している。

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