(PRノウハウ)プレゼン力はTV通販から学べ

説得力のあるプレゼンの法則

「あっ、これすごいなぁ。欲しいなぁ。」
TV通販を見て一度は思ったことはありませんか?

逆に
「説明を聞いても欲しいとは思わなかった・・」
例えば展示会場などで商品を説明された時に
このように感じたことはありませんか?

これらは何が違うのでしょうか?
ニーズが一致していない場合は欲しいと思わなくても仕方がないのですが、ニーズが一致していたとしても「なんか欲しいと思わない・・」というパターンがあります。

実は「欲しいと思われる」=説得力のあるプレゼンには法則があります。
TV通販ではほとんどがこの法則を使ったパターンになっています。
逆に一般の展示会場ではこの法則を知らない人が多いため、あまり欲しいと思わないのですね。

説得力は主張+理由+事実のセット

プレゼンは相手に行動をしてもらうためですよね。
ゴールは購入だったり、登録だったり、様々ですが、何かしらの行動を促します。
だからロジックを持って説得力のある伝え方が必要です。
そのロジックを作るのが主張+理由+事実のセットなのです。

例えば、あるサプリメントのTV通販の事例
(主張)このサプリメントを飲めば睡眠の質が高まります。
(理由)サプリメントの成分である〇〇が副交感神経を優位にして安眠効果をもたらすからです。
(事実)実際に500人の調査によると97%が睡眠を改善したデータが出ています。
証言者「今まで夜中に目が覚めていたのですが、今では朝までぐっすりです」
といった感じになります。

効果がありそうに感じますね。
主張+理由+事実をしっかりと述べているためです。

会社での上司への提案も同様

この法則は商品を販売する時以外にも使えます。
例えば上司への提案も、ある意味ではプレゼンです。
そのため、同様の法則が有効なのです。

下記のどちらの方が説得力を感じますか?

(パターン1)
社員A「部長。今の市場の状況を考えるとB社の提案は価格を下げた方が良いと思います」

(パターン2)
社員A「部長。B社の提案は価格を下げたが方が良いと思います」(主張)
   「今業界の平均単価が下がっているためです。」(理由)
   「実際に調査会社のデータ上は、20%の低下が見られています」(事実)

多くの人がパターン2の方が、説得力があるように感じるかと思います。
これも主張+理由+事実をしっかりと述べているためです。

パターン1だと「何を適当なことを言っているんだ」と
怒られそうですね。

このようにTV通販からは、説得力のあるプレゼンの方法を学ぶことができるのです。
こう考えると興味のない商品のTV通販も面白く見ることができますね。

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

株式会社ユアウィル代表 木下亮雄

マーケティング・PRコンサルタント
中小企業や個人事業主を対象に200社以上を支援
専門家として20冊以上の雑誌に掲載

外資系企業で13年間マーケティングに従事。ベンチャー支援団体ではリードパートナー兼PR・マーケティング担当を務める。「人の志の実現を支援したい」という想いから、株式会社ユアウィル(Your Will=あなたの志)を設立。

支援した企業の事例として、地方の小規模法人が注目を集め、PR開始1か月後にはテレビの夕方ニュースで紹介。その後、読売新聞・産経新聞・ラジオなどに次々と取り上げられ、最終的にはYahoo!ニュースやNHK全国放送にも出演した事例、他には人事コンサルタントや中小企業診断士などが次々と10冊以上の雑誌に掲載が決まった事例などがある。

また、クライアントだけではなく、自らも広報PRおよびマーケティングの専門家として20冊以上の雑誌に掲載(予定を含む)。その他、日本経済新聞に「キャリアをマーケティングせよ」を寄稿するなど、専門分野での発信を行っている。さらに、商工会議所や大学校などの教育機関では講演活動にも取り組み、実践的なノウハウを提供している。

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